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2009年5月10日日曜日

5月10日(日) アイルランドからロンドンへ


長かったアイルランド一周旅行にも、終わりを告げ、ついに午前10時半発のフェリーでリバプールへ。私の行った国の中で一位に輝く。
やっぱり、この自然が造った景色には、勝てないと思う。食事が美味しいのもポイント高いし、意外だったけど、イギリス人より人懐っこいと思った。赤ちゃんを連れているせいもあるけれど、移民も少ないのに、親戚の子供をあやすみたいに話しかけてくれる。それから、5000年も昔から歴史があるという点でも魅力的。

イギリスに住んでいなかったら、アイルランドへ来ることもなかったんだろうけど、ここに来れたことに本当に感謝!

アイルランド旅行での走行距離は1600マイル=2560キロ。東京-大阪間を2往復以上。かなりすごい。

アイルランドについて
北海道とほぼ同じ面積で、人口は400万人程。人種的にはローマ以前にヨーロッパ全域に勢力を広げたケルト人の血が濃く、他のヨーロッパ諸国とは違った文化を持つ。
ちなみに、最初にケルト人がやってきたのが紀元前200年ごろで、ローマ人の進出により西へと追いやられて、アイルランドに辿り着いたと思われる。ケルト人は他民族より、王を選んだり、勢力に服従する気風に乏しく、いつも小グループで活動する。
5世紀に入ると、アイルランドは聖パトリックにより急激にキリスト教化されていく。聖パトリックは、アイルランドにある既存の宗教をキリスト教の中に取り込み、キリスト教化を可能とした。アイルランドのキリスト教が他のキリスト教と異なる特徴を持つのはこのため。現在も、3月17日はセント・パトリックデーで島中が緑に染まる。
8世紀になると、ヴァイキングが登場。優れた航海技術を駆使し、おもに修道院(この頃、修道院に財と勢力が集中していた)にターゲットを絞り略奪を行う。ヴァイキングは、優れた商人でもあり、町を造り、貿易を行い、次第にケルト人に同化していく。ダブリン、リムリック、ウォーターフォードなどは、彼らによって造られた町。
しかし、この侵略はケルト人を政治的に団結させ、1014年にはクロンターフの戦いでヴァイキングを打ち破る。
1169年になると、イギリスを征服したノルマン人がアイルランドにも進出。ヴァイキング同様、アイルランドに同化していく。彼らは、ゲール語を話し、アイルランドの服を着て、「アイルランド人よりアイルランド人らしい」とまで言われる。ノルマン人のゲール語使用禁止、アイルランド人との結婚禁止の法律も効力を発揮せず、ノルマン人もアイルランドに同化。

その後は、イギリスとすったもんだがあって、未だにIRAなどの過激組織がテロ活動を行っていたりして、完全に平和が訪れたとは言い難い。



だけれど、この国の魅力ははかりしれない。。

2009年5月8日金曜日

5月8日(金) どこで止まればいいの??



コネマラ国立公園Connemara National Parkをドライブ。この公園、写真ポイント多すぎ。。。

100メートルおきに、止まって写真を撮りたいくらい。だけど、制限時速100キロの道路だから、後ろからビュンビュン車が走ってくる。道も一車線ずつだから、むやみには止まれなくって。それでも、何度か無理して停車してもらって、写真撮影に挑む。下手な私でも、すごい景色が撮れるから、生まれ変わったら、写真家になって世界中の写真を撮ろうって思う(笑

2009年5月7日木曜日

5月7日(木) 司馬遼太郎はドンエンガス


Aran Israndsアラン諸島という、大作家司馬遼太郎氏もこよなく愛する島へ向かう。ここでも、昨日のモハーの断崖のような、絶壁が待ち受けているらしい。
朝の天気は晴れ。これなら大丈夫なんじゃない?って期待と共に、フェリー乗り場に急ぐ。と、思いつつ、フェリーに乗る頃は、雲行きが怪しい。ケセラセラ。そんなことは気にしない。

ついてみると、ガイドブックにあったとおり、レンタルサイクリングかツアーバスの選択しか移動手段がなく、後者を選ぶ。バスは、廃墟となった教会や、島に二つしかない小中学校を通って、ドンエンガスへ。ちなみに、ドンエンガスって響きが好き。何のことかと言うと、この島の絶壁の名前なんだけど(笑
http://www.pbase.com/bhymmen/engscoire_ire_aran_dunaong&view=slideshow
http://en.wikipedia.org/wiki/D%C3%BAn_Aengus

ドンエンガス付近(車で降ろされたポイントから片道40分)は、恐ろしく強風が吹き荒れる。降りた途端にTom君号泣。影を探そうと思っても、ただの荒地を進むコースだから、風を避けるものなど何もない。。。そのポイントに1時間半後に、車のお迎えが来るという説明。1時間半、泣き叫ぶTom君と、荒野に待つのはご勘弁願いたい。
というわけで、近くといっても、徒歩10分のところに見えるB&B(ベッド&ブレックファースト)で休憩させてもらおうという試み。
ところが、「ここはカフェはしていないのよ。向こうに5分歩いたら、カフェがあるわ。」と店主に見捨てられる(笑 ***幾ら払っても待機したいと願ったけど、祈りは届かず。。
とりあえず、さっきの下車ポイントに行くと、乗ってきたバス発見。ダメもとで、頼んでみると心優しいお兄さん、私たちだけのために、1時間半後に皆と行くはずの観光を決行してくれる。温かいバスに入れて、観光も先に終わって一安心だったけど、次のアイルランド本島に戻るフェリーは夕方5時半までない…。
今から、5時間半何をして過ごすかという、大きな問題に遭遇。まず、アランセーターという、高級セーターがあるので、その専門店を覗く。それから、ランチでレストランに入る。次に、この島唯一のSPAR(日本にもある木のマークのコンビニ、ここではスーパーだけど)で、無理やり30分見学。小さなスーパーで30分潰せたわけだから、表彰されたいくらい(笑
頼みの綱は、この島にもう一つあるレストラン。おおっと、雨も激しくなってきた。
急いで、中に逃げ込むと、ここはB&B兼カフェになってる。オーナーの優しい心遣いにより、ゲスト専用ラウンジに通してもらって、そこで残りの数時間を過ごせた。良かった良かった。
ちなみに、外は大嵐。
フェリーが運航できるのか、謎なくらい。みぞれだし、多分風速45メートルはあるはず。我が家の隊員の一名が「司馬遼太郎、し〇くぞ、このヤロー。アラン諸島のどこが好きなんだ」と言ったギャグも、あの場面に遭遇すると、相当面白い。

日本でも数十年に一度あるかどうか、そんなクラスの大型台風ばりの、嵐が続く。それでも、時間がくれば船は出航。皆、ずぶ濡れ。

40分の大揺れクルーズも終えて、Galwayという次の宿泊地へ急ぐ。ちなみに、アラン諸島の疲れが、船酔いに勝った。こんなに揺れた船は、人生初。それでも、酔わない。これは、とても不思議。

途中のドライブで、有り得ない景色に覆われる。
雨が止んで、靄がかかって、太陽が現れる。言葉にはできないけれど、まるで雲海を進む船みたいなドライブをした。これを見た瞬間、涙が溢れた。
淡いピンクで、森をスモッグで覆ったみたいな、幻想的な景色。

私は、決してロマンチックではないけれど、これは本当に凄い景色だった。

さきほどのアラン諸島も、今見た霞がかった森も、すべては自然が織り成したもの。人間がいかにちっぽけで、自然の前ではなすすべもないんだと、実感した。こんな風に、書くのも恥ずかしいと思えないほど、大自然の威力に圧倒された一日だった。

2009年5月6日水曜日

5月6日(水) バレン高原にモハーの断崖



モハーの断崖Cliffs of Moherすごいんです。

アイルランドの西海岸、ゴールウェイ県とリムリック県の間、クレア県に海面から200mの高さの断崖絶壁が8kmに渡って大西洋に突き出している。霧に覆われても、強風に吹かれても一見の価値があるというから、ただでさえ強風なのに、がんばってみる。
ちなみに、モハーはゲール語で「廃墟になった崖」を意味し、かつて要塞として使われたけれど、18世紀のナポレオン戦争で破壊された。珍しもの好きの領主コーネリアス・オブライアンが塔を建て、お客たちを楽しませたという。

吹き飛ぶんじゃないかと冗談抜きに思いながら、懸命に崖のわき道を進む。確かに、どんな天候でも見る価値のある絶景だった。サバイバル・ツアーって感じで、面白かったし。。
そして、巨人のテーブルという、紀元前3世紀の石の遺跡(お墓らしい)を見学。ここでは、結構な雨に降られて、体が冷えた。
北に向かってドライブをすると、今度はバレン高原The Burren。語源は、ゲール語でBhoireann石の多い場所。おっしゃるとおりでございます。石だらけでございました。ちなみに、ザ・荒野って感じで、あとにも先にもこんな光景は見ることはないと思う。。

一日、強風に吹かれて、心身共に疲れたのでホテルへGO!!!

2009年5月4日月曜日

5月4日(月) バンクホリデーなんかいらない



というと、なんで?って感じなんだろうけど。。。
実は、土曜の夜に車のタイヤがパンクしちゃった。アイリッシュダンスを見て、気分良くホテルに帰ろうとしているとき。スペアタイヤに交換して、とりあえず、ゆっくりホテルまで帰って対策を考えた。
本当は、ダブリンには1泊だったんだけど、日曜はお店が宗教上、お休み。月曜は、バンクホリデー(祝日)。そういう事情から、ここにもう少し滞在。バンクホリデーがなければ、今日は軌道に乗れたのに。。。
一泊ずつ、時計回りにアイルランドを移動するプランが狂って、ホテルも全部キャンセル。もう一度、予定の組み直し。

そんなの、へっちゃら。だって、Brown Thomas (http://www.brownthomas.com/)ってデパートを見つけたんだもん。ロンドンでいう、Selfridgesセルフリッジズみたいな感じ。Hermes、Cartie、Tiffany等のブランド店が入っていて、旅行に来てまで見なくてもと思いつつも…。時間が過ぎるのは早い(笑
Brewry’s って、老舗の紅茶缶をAVOCAで発見。とりあえず、購入して、レジのお姉さんにこのお店がまだあるかどうか聞いたら、ここから徒歩5分のところにあるって!!
気分も弾んで、急いで向かう。老舗の香り。。
中に入ってみても、この重厚な雰囲気が好き。Gold Brend Teaとチーズケーキを頼んでみたけど、こちらは残念。だって、紅茶はティーパックで、チーズケーキは生クリームが主体のイチゴケーキなんだもの。

それでも、この雰囲気と歴史を買ったと思って。。。
***ご参考まで。お会計が一人1700円オーバー。

5月3日(日) お酒好きにはたまらない


アイルランドと言えば、これ。

Guinnessのビール工場見学(http://www.guinness-storehouse.com/en/Index.aspx)。お酒の製造工程をじっくり見られるし、ギネスの試飲と自分でグラスに注ぐ体験ができる。工場は、Storehouseって呼ばれてる。で、広いけれど、かなりの人で賑わってるのが分かる。
ビールって、100℃で70分もボイルするって知ってた??
発酵だけかと思ってたのに、煮るんだもの!! それに、コーヒー豆みたいに大麦を炒ってた。。それを試食したら、まさにコーヒー豆!
へぇ~~~。
あ、金庫を写真に撮ったけど、昔はイースト菌が高くて、こういった金庫に保存していたんだって。
へぇ~。

2009年5月1日金曜日

5月1日(金) 漂流??



8時間船に乗ってるけれど、見えるのは青い海に白いさざなみ、雲のかかった水色の空。
漂流?ではなく、とりあえず、リバプールからベルファストに向かう大型船の中。Familyルームっていう、この船では一等室を借りて。インターネットケーブルを持参したけれど、船の上では電波がない。ネットは接続できないし、電源のコンセントはイギリスと違うタイプで、縦の2穴。コネクターを船で買ったから、パソコンだけなら使えるようになる。持ってきた本は、マイカーに置いてきた。
フランス行きの船は、車に荷物を取りに戻れたけど、これはダメだって。船上には、100人は集客できるレストラン、香水がメインの免税店、バー、映画館、キッズスペース(部屋を取っていない大人が寝ているけど)なんかがある。8時間は長すぎて、デッキでランニングする人多数。部屋には、シャワーもあるから、ひとっ走りしても大丈夫。。。

おぉ??もうすぐ到着???

陸が恋し~い!!!

ちなみに、早朝4時に自宅を出て、リヴァプールに7時半。フェリーの搭乗開始時刻は、8時半。10時半に出航。18時半にベルファスト到着。こうして一日中、移動。

夕飯にかなり期待!